福岡県久留米市宮ノ陣町八丁島に伝わる「御供納(ごくおさめ)」は、収穫を神に感謝する新嘗祭と、人身御供の伝説が融合した独特の祭礼です。毎年12月中旬に八丁島天満宮で行われ、五穀豊穣や無病息災を祈願する地域の重要な行事として受け継がれています。昭和60年(1985年)には久留米市の無形民俗文化財に指定され、地域の人々によって大切に守り継がれています。
目次
行事の流れ【久留米市宮ノ陣町】
12月13日夜
- 10歳までの男の子が「お潮井汲み」を行い、町内を掛け声とともに練り歩く。
- 深夜には筑後川で禊ぎを行い、翌日の本祭に備えて身を清める。
12月14日午後
- 子供たちは白装束に着替え、天満宮から天神堀へ向かう。
- 川舟に御供米(玄米三升三合)を積み、神職と子供たちが乗船。
- 楠の周囲を右回りに三度巡り、神職の掛け声とともに御供米を池へ沈める。
- 「矢放し行事」が行われ、大蛇退治を象徴する矢が放たれる。
子供たちの役割【久留米市宮ノ陣町】
御供納の大きな特徴は、子供たちが主役を担う点です。八丁島には七つの座があり、七年に一度その座の子供(0〜10歳)が行事を担当します。幼い子供たちが地域の伝統を体験し、次世代へと受け継ぐ仕組みになっているのです。
文化的意義【久留米市宮ノ陣町】
御供納は単なる収穫祭ではなく、地域の歴史や伝説を体現する行事です。新嘗祭と人身御供融合した祭礼は全国的にも珍しく、久留米市の文化的アイデンティティを示すものとなっています。
また、子供たちが中心となることで、地域社会の結束が強まり、伝統が世代を超えて継承されます。御供納は「地域の記憶」として、久留米の人々の心に深く刻まれているのです。
2025年の開催情報【久留米市宮ノ陣町】
- 開催日:2025年12月13日(土)・14日(日)
- 会場:八丁島天満宮(久留米市宮ノ陣町八丁島)
- 料金:無料
- 駐車場:八丁島広場に20〜30台分あり
- アクセス:西鉄甘木線「古賀茶屋駅」から徒歩約8分
スケジュール
- 12月13日(土)18:00〜:お潮井汲み(町内練り歩き)
- 12月13日(土)深夜0:00〜:筑後川での禊ぎ
- 12月14日(日)14:30〜17:00:御供納本祭(舟巡り・御供米奉納・矢放し行事)
今年の見どころ【久留米市宮ノ陣町】
- 幻想的な禊ぎ:13日深夜の筑後川での禊ぎは、地域の祈りを感じられる厳粛な場面。
- 舟巡りと御供納:14日午後の舟巡りは祭りのハイライト。御供米を沈める厳粛な儀式と矢放しの勇壮さが一度に楽しめる。
- 観覧おすすめ時間:特に14日(日)の14:30〜17:00は観光客にも人気の時間帯。
まとめ【久留米市宮ノ陣町】
八丁島の御供納は、収穫祭と人身御供が融合した独特の祭礼であり、子供たちが中心となって御供米を池に沈めることで地域の安寧と豊作を祈ります。2025年は12月13日・14日に開催され、特に14日午後の御供米奉納と矢放し行事が最大の見どころです。
ネオ久留米地域の歴史と祈りが息づく久留米ならではの祭礼を、ぜひ現地で体感してください。










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