久留米に飛来するムクドリ

今年も久留米に、無数のあの鳥が飛来しています。
街路樹や電線に集団でねぐらを形成し、「ギャーギャー」「キュルキュル」とけたたましい鳴き声をあげているムクドリです。
夕方17時頃から深夜まで、数えきれないほどのムクドリが止まっては飛び立つことを繰り返して大騒ぎです。
【動画】六ツ門交差点~グリーンリッチホテル付近で騒ぐムクドリたち
久留米ペディア編集部とんでもない数に恐怖すら覚えます……
この動画の撮影場所のすぐそばに住む、久留米ペディア編集部員Mさんも、あまりの騒音に寝られなくて困っているとかいないとか……。
フンの落下にご注意を
その恐ろしい数に比例して、フンの量も尋常ではありません。
ムクドリが集まっている電線や樹木の下を歩く際は、フンの落下に十分に注意してください。
ムクドリのフンは、カビや病原菌も含まれており、免疫力が低下している人が吸い込むとアレルギーや「クリプトコッカス症」、「オウム病」などの感染症を引き起こす可能性もあるそうです。
車道を走る自動車にもフンを落とされることが多く、掃除がとても面倒ですね……。
集まる場所が移動している?
例年、8月~11月の始め頃まで現れるムクドリですが、数年前までは、西鉄久留米駅ロータリー付近の樹木に集まっていたと記憶しています。
それが2年ほど前から西鉄久留米駅から姿を消し、今度は久留米郵便局、シティプラザから六ツ門交差点付近に集まりだしたと記憶しています。
西鉄久留米駅から六ツ門方向へと徐々に移動し、2024年頃からは六ツ門交差点からやや北上して、今年(2025年)は主にグリーンリッチホテル前の街路樹や電線に集合しています。
この微妙な移動の原因は一体何なのでしょうか?ご存じの方は、ぜひコメントで教えてください。
ムクドリとは


ムクドリの生態
ムクドリ(学名:Sturnus cineraceus)は、スズメ目ムクドリ科に属する鳥類です。体長は23~25cmほどで、全体的に黒褐色の体色ですが、光の当たり具合によって緑や紫色の光沢が見えるのが特徴です。クチバシや足は黄色を帯びています。
雑食性で、昆虫や果実、種子などをエサとしています。繁殖期は春から夏で、木や建物の隙間に巣を作りますが、非繁殖期には大群で移動し、夜間に集団で休む「ねぐら」を形成します。
群れで行動する習性があり、特に秋から冬にかけては大群を形成し、集団で眠るため都市部でも目立つ存在となっています。
ムクドリの分布
ムクドリは、日本全国に広く分布しており、留鳥または漂鳥として生息しています。都市部から農地、山地まで幅広く生息域を持っていますが、近年は都市部での目撃例が増加しています。
福岡県内では、久留米市以外でも、福岡市や小郡市などでも多数の群れが観察され、近年、住民生活に影響を及ぼす「迷惑鳥」として取り上げられています。
都市部に増えた理由
ムクドリが都市部に増えた理由は、下記のようなものが考えられるようです。
- エサの豊富さ:都市部には公園や街路樹、飲食店の残飯などが多く、エサを確保しやすい
- 天敵の少なさ:カラスや鷹などの天敵が都市部では比較的少ないため、集団でねぐらを構えるのに適している
- ねぐら選定の習性:ムクドリは毎年同じ木や場所をねぐら(就寝場所)とし、集団で眠る習性があるため、条件が揃えば毎年大群が出現する
- 街路樹の増加:都市化に伴い街路樹が増え、ムクドリが集まる環境が整ったことも要因の一つ
自然との共生


2025年、日本北部を中心に、熊の被害が急増しています。
熊の出現が都市部にも波及し、住民の不安が増しています。被害増加の原因については、「熊の餌となるブナやドングリなどの木の実の凶作」が挙げられる一方、「熊の個体数そのものが異常に増加している」という見方もあり、意見が分かれています。
熊にも駆除するべきしないべき論争がありますが、ムクドリは過度に駆除すると、農地の害虫被害が増加するなど、生態系への影響も懸念されるそうです。
熊の生息域ではない九州においても、ムクドリの大量発生といった事象を目の当たりにすると、改めて自然との共生、野生動物と人間の共存について考えさせられますね。









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